2年と小平太が出てきます。
途中でわけ分からなくなって、まとまりのない話になってしまいました・・・。
申し訳ない・・・。
ぽこんっ。
「んあっ。」
2年生の合同授業が終わり、四郎兵衛と久作、左近、三郎次が話していると、小平太がしのび足でやってきて、四郎兵衛の口にまんじゅうを入れた。
「あー、また七松先輩が四郎兵衛の口にまんじゅう放り込んだー。」
「やあ、いじめっ子三人衆!四郎兵衛のこといじめてないだろうな?」
「それはこっちのセリフですよ!いっつも四郎兵衛の口にポコポコお菓子を入れて!そのうち四郎兵衛がまん丸になっちゃいますよ!」
「大丈〜夫だって!これから裏々山までランニングに行ってくるからすぐに消費するよ!むしろ、毎日頑張ってるから、そのうちムキムキになるんじゃないか?」
その会話を聞き、四郎兵衛は口をもごつかせながら、嬉しそうな顔で妄想していた。
しかし、い組の3人は、顔と体がアンバランスな四郎兵衛しか思い浮かばず、ぞっとした。
「それに、四郎兵衛の口を見てるとなんか入れたくなっちゃうんだよね!」
と、四郎兵衛の耳に入らないように小平太が小声で言った。
「それが一番の理由なんじゃないですか?」
「そんなことない、ない!」
と、笑いながら否定したが、明らかにあやしいと、3人は疑いの眼差しで小平太を見た。
「さ〜てと、四郎兵衛!そろそろランニングに行こうか!」
いまだに妄想していた四郎兵衛がハッとして、「はいっ!」と答えた。
「それじゃあ、またな!」と言って、小平太は走り出した。
「あっ、じゃあ、みんなまた後でね!」と言って、四郎兵衛も小平太のあとを追った。
「まったく、上手く逃げたな。」
「四郎兵衛は遊ばれてるって気づいてないんだろうな。」
「まあ、それが四郎兵衛のいいところだし、気づいてないなら言わないでおいてやるか。」
と、小さくなっていく小平太と四郎兵衛を見ながら、3人は話ていた。
夕食時、体育委員一同が、食堂に入ってきて、四郎兵衛は久作達のいる席に座った。
「今日も遅くまで走ってたな。かなり疲れたんじゃないか?」
「うん、結構疲れたけど大丈夫だよ!七松先輩がいっつもおやつを用意してくれてるから!」
「えっ、もしかしてさっきのまんじゅうのこと!?」
「うん!七松先輩は、ぼくたちが疲れてきた時とかに口に入れてくれるんだ。元気がでるよ!」
と、四郎兵衛は夕食を口にしながらひょうひょうとした顔で言った。
い組の3人は顔を見合わせ、
「あれって一応意味があったんだ・・・。」
「ただ遊んでるだけだと思ってたよ。」
「でも、口に直接放り込むのは四郎兵衛だけだと思うな。」
「確かに・・・。」
おわり
<あとがき>
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
山も無ければ谷も無い話です・・・。
なんかすみません。
ただ四郎兵衛の口になんか入れたかったんです。
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